誕生日プレゼント

土曜朝ランは速く短く走りたかったので駒沢へ.
さすがにまだ体が重いけど,着いてキロ5以下で走ってみる.
まぁ走れるけどいつの間にかTTになっているのできついきつい.
息も絶え絶え,何とか5km走りきってペースはキロ4:43.

とりあえず週に1回は5km以上をキロ5以下で走ろうと思う.
自分に足りないのは持久力のほうだけど,レベルアップのためにはキロ5がもっとずっと楽に走れるようにならないといけない.はず.
短い距離の練習は当然ながら早く終わるのがいい.

7時過ぎに帰ってまだ誰も起きておらず珍しいな,と思ってたらなんと8時過ぎまで起きてこなかった.
8時半だったかも.
次男産まれてからは間違いなく新記録.
だったらもっと走れば良かった.

1人スーパー行って靴洗ってたら,長男が窓から近所のおばちゃんが通ったのを見つけたらしく,外に出てきてすっかり話し込んでいた.
おばちゃん好きだな…
次男も出てきてその辺を散歩.

昼は家.
その後4人で出かけ,クリーニング屋行った後自由が丘へ.
ヤマダ電機で長男の遅くなった誕生日プレゼント(ベイブレード)を買う.
たまたま来ていた会社先輩家族に会い,長男ははしゃいでいた.
次男は寝た.

やたら喉が渇いたのでセブンでコーヒー買ってモンサンクレール…の前に土屋鞄へ.
長男は店員さんがいろいろ話してくれて調子に乗っていた.
妻はカードケースを衝動買い.
案の定店にベイブレード忘れたままモンサン行って(届けてくれた),誕生日ケーキを買い,また大岡山へ.
やなか珈琲とイトキト寄って帰った.

今後の目標

次のマラソンまで半年以上あると,いろいろ夢物語が描けて楽しい.
目標タイムはいくつにしようか?
3時間50分が現実的な気がするが,人生そう長くもないので3時間45分にしてみよう.
キロ5:20でずっと行くと3時間46分くらい.
お得意のビルドアップでぐりぐり考えてみると,5kmまでキロ5:30,30kmまでキロ5:20,それ以降キロ5:10で3時間43分50秒.
ちょっとギリだな…
キロ5:10に上げるのを20kmからにしてみると3時間42分10秒.
うほっ,早い.

いずれにしてもキロ5:10で楽に走り続けられる走力が必要みたいだ.
キロ5:10か…
何とも中途半端なペース.
調子がいいと10kmくらいならキロ5:10は既に楽に感じることが多い.
ハーフはそのペースで走ったことないけど,一昨年の川越ハーフが大体そのくらいだった.
練習では相当きついと思うけど無理ではないと思う.
30kmをキロ5:10で走れって言われたら,胸を張って無理ですと言える.

距離別に目標タイムを定めてみる.

5km:キロ4:30
10km:キロ4:40
15km:キロ4:50
20km:キロ5:00
30km:キロ5:10

ここを目指して頑張ってみれば3時間45分切りは見えてくるんじゃないか.
書いてみるとどれもいい感じにきつそうではあるが,15kmまでは今すぐやっても調子良ければできそう.
20km以上はまったく出来る気がしない.
長距離が課題なことが分かる.

ところで走ってる距離の割に自分は遅い.
これは筋力かフォームか,何か決定的に悪い点があると思っている.

はなもも後の筋肉痛のメインは大腿四頭筋,そして脛と脹脛.
使っちゃいけない筋肉のオンパレード.
腹とかケツで走るべきなんだろうと思う.

そして筋肉はまったくない.
177cm,60kg…ってだけ聞くと箱根の選手もそれくらいだが,自分は筋肉がないだけ.
筋トレはこれまでもやらなきゃといって結局やれてないので,単純に頑張ろうだけでは解決しない.
何かうまい手はないか…
ストレッチのように効果が明確ならやれるんだろうけど.

木曜の朝ラン中に思ったんだけど,キロ7のジョグとはいえ腹に力が入ってない気がする.
今更ベタすぎるけど「体幹を使ったランニング」が出来てない.
逆に言うと,フォーム問題も筋力問題もここに繋がっているんじゃないかと.

ちょっと腹(表面じゃなくてなるべく深いイメージ)に力入れて走ってみる.
安定して,スピードあげてもブレない感じがする.
でもこれでフルを走れる気はしない.

一朝一夕でできることではないだろうから,ゼロから作り上げたい.
筋トレはあれもこれもは絶対できないけど,腹だけは何とかする!
きっと覇気を覚えたルフィのように(前もこれ書いたな…),スーパーレベルアップするはず.
そうじゃなければ(単に現状のままの努力の積み重ねでは),サブ3.5とか絶対に不可能だ.

これを踏まえた上で,とりあえずは速いペースに徐々に慣れること.
キロ5の壁を取っ払ってから距離を伸ばしていこうと思う.
ていうか長距離の練習に飽きたので今は速く短く走りたい.

長男卒園式

木曜はフル明けの朝ランで仲池上方面.
5:15くらいからうっすら明るく,5:45には完全に明るかった.
素晴らしい.
ようやくレンブーも洗うことができた.

この日は長男の卒園式.
9時頃保育園着いて次男を預け,自分は成り行きに任せるまま.
それほど感慨深くはならなかったけど,式典というものはある程度必要なものだと思った.
しかし長男は保育園に5年間預けたわけだが,次男は4月からあと5年間保育園へ行くと思うと果てしない長さに辟易する.

終わって次男受け取って弁当やらマック買って帰宅.
しばらくして雨降ってきてびびった.

15時前妻と長男が謝恩会へ.
自分は次男と留守番.
2人いなくなってすぐ次男は寝た.

起きて号泣したので散歩へ連れ出す.
図書館行って珍しくヤマダ電機なんぞ行って,はらドーナツで買い食い.
ホワイトデー何もしてないので黒船行ったけどほとんど何も残ってなかった.

もう17時半だったので電車で帰宅.
家に着くと歩きたがる次男
結構な時間その辺をうろうろ歩きまわった.

妻と長男は2次会も行くというのでどうぞどうぞと,次男と適当なメシ.
カップ焼きそばってうまいよな…
20時過ぎて次男眠そうに見えたので,順調に風呂入って21時過ぎに寝た.
妻組の帰宅にはまったく気付かなかった.

その1秒を削り出せ

月曜朝,昨日の靴と諸事情で長男の靴を洗おうとしたら雨が降ったばっかりな天気.
1日中不安定な天気っぽく,自分の靴を洗うのは諦める.
ていうか夜に洗濯した洗濯物が全滅…

火曜朝はアイロン.
週末にやれなかった家事がちょいちょいしわ寄せ.

次男の妻への後追いマックスで非常にやっかい.
もう少し小さければおんぶという手もあるだろうが,なんかもうでかすぎる.

しかし3時間59分20秒って,よく考えると1kmにつき1秒遅かったら4時間切れてない.
東洋大学の「その1秒を削りだせ」がこれ以上ないほど実感できる.

もっと笑顔でかるーく「なんか走ったら3時間40分でした、キャハ」みたいになりたいが,たかだかフルマラソンで(自分なりの)極限まで追い込んだ体験ができるのは,なんというか便利かもしれない.
あれだけきつかった35km以降が早くも「いい思い出」「燃えたぎる青春」になりつつある人間の脳も,本当にやっかいなシロモノだ.

ちょっと思い出したので書く.
もうずっと駅の階段はエスカレーターを使っていないが,会社は6階までエレベーターに乗っていた.
はなももの2週間くらい前からようやく階段を使い始めた.
なぜこれまでそんなことすらしてなかったのか,理解に苦しむ.

古河はなももマラソンの装備や感想

今回ウェアや靴は館山と一緒…って最近全然ちゃんと書いてないから久しぶりに書く.

Tシャツ:TNFショートスリーブエンデューロ
アンダー:Craftタンクトップ
パンツ:TNFフライウェイトレーシングショート
アームカバー:C3fitパフォーマンスアームカバー
ゲイター:C3fitパフォーマンスゲイター
手袋:UAコールドギア
帽子:TNFアルファドライバイザー
靴下:WrightSock
靴:adizero takumi ren boost 2
時計:Garmin ForeAthlete 220J

Garminのデータがないのでランナーズアップデートの値を見てみる.

00-05km 29:03 キロ5:49
05-10km 28:29 キロ5:42
10-15km 28:03 キロ5:37
15-20km 28:06 キロ5:37
20-25km 28:01 キロ5:36
25-30km 28:02 キロ5:36
30-35km 28:48 キロ5:46
35-40km 28:36 キロ5:43
40-GOAL 12:12 キロ5:33

こうしてみると20kmまではまぁまぁ設定ペースで走れている.
20kmから上げきれなかったのは書いた通りだが,30kmから遅れているので余裕があったわけではなく,正しい配分だったかもしれない.
30km以降やはり遅れているがそこまで極端ではないこと,35kmからわずかに盛りかえしたことは,やはり前半ゆっくり入ったのが効いてると思う.
あとは執念.
40km以降はわずかながらのラストスパート.
ここが一番速いってのは痛快だ.
中間地点通過は1時間59分52秒なので、一応後半ビルドアップしたと言える.

ちなみに覚えている限りでは最速ラップはキロ5:25だったと思う.
キロ5:10台は1回も出ていない.
平坦だったせいもあるが,一定のペースで走れたのは良かったと思う.

足攣りは結果セーフだったが,なぜ本番だとこんなにも足が攣りやすいのか?
実質攣るのは30km以降だとしても30kmより手前で兆候はでている.
練習の30km走では攣りかけたこともない.
ペースは練習のほうが速いくらい.
気温は練習の早朝のほうが寒いだろうけど,9月や10月にも30km走はしている.
考えられるのは
・精神的なプレッシャー
・人が多くて窮屈な走りになっている
・日光を浴びると弱る
・実は脱水、空腹状態のほうが良い
くらいしかない.
どれも解決しにくいので,地道に脚力つけて効率的なフォームを身につけるしかなさそう.

足攣り対策も含めてレベルアップのポイントはやはり筋トレにある気がしている.
アイテムでいえば靴.
でもレンブー好きすぎて3は買うけど.

トイレは行かずに済んだ.
行かなくて済みそうだな,というときはスタート30分前に並んだ時点で分かる.
ただ今回も走る前から喉は渇いていた.

補給したのは
・Mag-on2つ
・2RUN4袋(8粒)
ツムラのやつ
・飴1個
・EVE1錠

エイドで固形物はアンパン1つだけ.
2RUNは4袋持ってまさか全部飲むとは思わなかった.
久しぶりにようかん1本持って走ったけど,やっぱりレースでようかん食べる気にはならないな…

大会はいろいろ良くない点も書いたが,ほとんどは優れた運営で,予想を上回って良い大会だった.
記録が狙いやすいというのが最大のウリなのは間違いないが,それだけのギスギスした大会ではない.
ただTシャツのデザインは類を見ないほどひどい…
これだったらTシャツいらないからゼッケンを事前に郵送して欲しい.
メダルも富山や長野に比べておもちゃみたいだが,もともと安めの参加費なのでこの辺は仕方ない.
(メダルは個人的にはまったくいらないが子供が喜ぶので最近はくれるとありがたい)
あと,東京から結構行きやすい.
というわけで来年も多分走ると思う.

今シーズン,意図せずとはいえフルを3本走ったけどやっぱり自分には多い.
2本でいい.
逆にハーフとかも少しは走りたい.

今考えている来シーズンの予定は、
・富山マラソン(フル)
・目黒シティマラソン(10km)
青梅マラソン(30km)
・古河はなももマラソン(フル)
かなぁ.
ってハーフないじゃん.

ゴール後

ゴール後は座り込んでも良かったけど,何となくそのまま進んだ.
サブ4できたと思うが完走証が早く欲しい!…ていうか完走証発行が超行列!
並ぶしかない.
10分くらい並んでようやく発行,ネットタイム3時間59分20秒!
ガッツポーズしたい心境だがいまいちレベルが低いのと歳を考えてやめておいた.

荷物を受け取りその辺の芝生でテキトーに着替え,家族などにサブ4達成連絡.
いやー,富山のときと2分も変わってないのに陰と陽というか,この気持ちの晴れやかさはどうだ.

トイレ行って,ゴミを捨てようとしたらやっぱりゴミ箱がない.
その辺のスタッフに聞くとゴミは基本お持ち帰りなんだそうだ.
それはきついな…と思ってたらゴミを回収してる方がいたので捨てさせて頂いた.

Garminスマホに同期させようとしたらどうもログが見えない.
ていうか記録がない.
バグったせいでどうもうまく記録されなかったようだ.
これはクソだ.

バス乗り場へ行こうとしたらコースを横切らないといけない?とキョロキョロしたら歩道橋を超えていくっぽい.
歩道橋上がったら大行列で別の階段から歩道橋降りて並ばないといけなかった.
でもバスにはすぐ乗れた.
なぜか一番後ろの列を独り占め.

駅ついて腹減ったので牛丼とかめっちゃ食べたい!と思ったがパッと見吉牛とかはない.
駅前のラーメン屋でつけ麺とライスを食べた.
正直,味はいまいち…だけど腹は膨れた.

16:11?13?の逗子行きに乗り,何とか座ることができた.
18時には家に着けそうで,思ったより早い.
恵比寿,目黒で乗り換え無事着いた.

帰るなり長男が妻に言わされたのであろう「4時間切りおめでとう」と言った後,メダルを要求してきた.
洗濯系だけ片付けて,次男の相手.
でも最近妻への後追いがひどいのでほっておいたらご飯作れない,とキレ気味だったので,強制的にあぐらの上に乗せておいたら泣いた後寝てくれた.

去年の長野以来マラソン後に家事をしなくてよかったので,ご飯後の食器洗い,米研ぎなどが久しぶりにきつい.
それもこれもサブ4達成できたと思えば報われる.

世間一般的には何の意味もない「フルマラソンを4時間以内に走る」だけど,趣味にマラソンを名乗るなら最低限達成したい指標なので,今シーズン中に達成できて本当に良かった.
ぎりぎりでしかも必死すぎるので,もっとさらっと走れるようになりたいけど,ただ走力ついたらついたで早いタイムを狙うだろうから結局きつさは変わらないんだろう.

古河はなももマラソン2017

病み上がりで走る作戦として前半抑えるしかないと思っていたので,10kmまでキロ5:50でいくことに.
すると面白いくらいバンバン抜かれる.
後半は結構抜き返したけど,何となく古河は本気度高い人が多い気がする.

数キロでトップが折り返してくるということで片車線になり,結構狭くなった.
混雑が解消されたなーと思ったのはいつだったろう?10kmくらい?大分先だった.

5kmくらいが最初の給水だと思ったが,給水が間に合っておらずコップがない.
数秒待って水だけ少し飲めたが次回改善をお願いしたい.
特に前半は給水所自体が少なめで,各給水所のキャパも小さいと感じた.

2RUNは早めに服用,というか4袋も持ってきたので走る前から一粒飲んだ.
東京マラソンEXPOで貰った塩飴を舐めたら黒糖味?でやたら甘い…しかもずっと溶けずに口に残っていた.

なんだかんだキロ5:50よりは速く進んでしまうが,余裕はある.
同じ筋肉を使い続けないよう意識して足裏の着地ポイントを変えながら走った.

10kmからキロ5:40へ.
ていうかいつの間にかガーミンが英語表示になっている.
いつからバグったんだろう…
とりあえず今現在の記録は正しいようだ.
館山のときほどGPSと距離表示はずれてない.(最後はもちろんそれなりにずれていた)

コースは街でもないしそれほど畑や田んぼでもないし山奥でもない…
なんていうんだろう?
郊外の新興住宅街?
景色は嫌いじゃないけど,すれ違いゾーンは狭いし気が散って個人的には走りづらかった.
知り合いがいれば楽しいかもしれない.

坂は噂通り少ない.
もちろんゼロじゃないけどあっても緩やか.

そういえば天気は最高.
日差しは暑いけど気温はちょうど良く風も弱い.
今回はこの天気とコースに間違いなく助けられた.

20km前後だっただろうか,後ろから鈴の音がずっと聞こえる.
あまりに聞こえるのでイライラしかけたが,魔法使いの小人?のような謎の仮装の人だった.
多分サンダルだったと思うがあの仮装でこの速さはすごい,鈴許す,ていうかどんどん先へ行ってしまった.
夢にでそうだなあの仮装…

ちょっと頭が痛かった気がしたのとドーピング効果狙って20km超えてEVEを飲んだ.
効果があったかどうかはわからない.

20kmからキロ5:30の予定だが,いまいちあげきれない.
でも結果的に20kmから25kmが一番速かったようだ.
あげきれないけど,20km地点での余裕は,少なくとも館山よりは遥かにあったのでちょっと安心した.

ペース表とか持ってなかったので,今自分が遅いのか速いのかいまいち分からない.
30kmで2時間47分という値を館山のとき覚えていたので,それと比較したくて早く30kmになって欲しかった.
心待ちにしてたわりにあまり結果を覚えてないけど,確か2分近く遅かった気がする.
それが許容範囲かどうか分からなかったので,結局あまり意味はなかった.

足攣り兆候が出始める,何kmくらいからだったか…
30kmより手前で兆候は感じていた気がする.
何で練習ではまったく出ないのに本番で出るのか?

脹脛や膝裏,股関節あたりがピキピキし始める.
東京マラソンEXPOで貰ったツムラ芍薬甘草湯も飲む.
もう総動員.
確かそのとき私設エイドでコーラを貰い,めちゃくちゃうまかったことを覚えている.
あれは本当に助かった.

この前か後か2RUNも3袋目もいった.
ゆっくり舐めようとしたらすぐにエイドで,スポドリ飲んでアンパンも食べたのですぐに飲み込んでしまった.

緩い坂で塩飴を舐めようと思いポケットに手を入れて飴を出したときが一番脚を攣りかけた.
左の脹脛.
止まったら完全に攣ると思い,ぎりぎりの調整でペースを落とした.
飴は袋から開けた瞬間地面に落ちた.
頭がパニックになり,なぜか頭の中で長男の名前を必死に連呼していた.
何とか攣りきらなかったがこのときのラップがキロ6:07,これまでならここから潰れ始めるところ.
が,半分ヤケになり体力的にはまだ余力があったのか,奇跡的にペースを戻すことが出来た.
次のラップはキロ5:40くらいだったと思う.

初めてフルを走ったかすみがうら以来,ここから先は家族のことが頭に浮かんだ.
ここんとこ失敗レースばかりで家に帰っても微妙な空気になりがちだったので,いいかげん胸を張りたかった.
朝見た応援の動画が心の支えになった.

あとはここでサブ4逃すと次はまた7か月以上チャンスはないということ.
それだけは本当に心底嫌だった.
サブ4のレッテルで夏を過ごしたいという気持ちが強いモチベーションになった.

引退した自転車の選手だが,ドイツのフォイクト選手が「Shut Up Legs(黙れ脚)」という名台詞を残している.
まさにそんな心境だった.
攣るな,動け,進め…
あまりに言うことを聞かないので右手を噛んで気合いを入れた.
これは1日たった今でも紫色に腫れている.
手からしたらとんだとばっちりだ.

それでもキロ5:30は無理,5:40が限界.
これで間に合うのかどうか誰か教えてほしかった.
ていうか昨日は「出れるかどうか分からない」とか言ってたのにまたギリギリの戦いをしてしまっている.
でもあと数キロ頑張ってサブ4になるなら頑張らない手はない.

最後のほうの給水でのんびり横に歩いてきたおっさんにぶつかった.
脚が攣らなくて良かった.

2RUNだけは全部飲んだが,先の飴事件もあるのでそれ以上の補給はやめた.
もう走るだけ.
35kmからは過酷そのもの.
あと数十分耐えるだけ,進めば必ず終わる…
どうもネガティブな心境になってしまうのが自分の欠点だがどうしても「わーい、たのしー!」とはなれない.

40kmで3時間48分ならいけるだろうと計算し,39kmで確か3時間41分くらいだったので,あれ?(時間的には)サブ4余裕じゃん?と思った.
半信半疑だったが,ここで初めて達成が現実味を帯びた.
ちなみに2.195kmを12分だとキロ5:28で走らないといけないのでそれだと無理だがそこまで頭が回らなかった.

この辺で「私をサブ4へ連れてって」というTシャツを着た女性を抜かした.
前半見かけた以来久しぶりに追いついたので,この人だけはサブ4狙ってるだろうし,ちょっと嬉しくなった.
師匠っぽいおじさんが激励しながら進んでいた.
皆頑張っている.

40kmでは3時間47分.
いける!
もうちょっと感動したりするかと思ったが,まだまだつらくてそれどころじゃない.
あと駒沢1周,それなら走れるだろ!と思っていた.

スタート地点に戻ってきてほっとした.
狭い道を通りトラックへ.
ゴールはどこだ!?
よく見ると自分の時計は3時間59分を超えていて,最後の最後に焦った.
ぐるっとトラックを回ってゴール.
3時間59分20秒だった.
あぶねー!