順番が前後してしまった,金曜の日本選手権.
いやー,やばすぎた.
最初はTwitterなどで追ってただけ.
女子3000SCはよく分からん.
男子3000SCは塩様不発.
阪口は障害を飛べなかったようだ,さらに障害に首からぶつかる荻野…
男子5000は下馬評通り,坂東,松枝,吉居.
積極的な吉居はマジで早くも学生トップ3に入りそう.
他の種目に比べるとものすごい結果ではなかったけど,坂東20秒切りはさすが.
あと羽生は大学4年間なんだったのっていう復活ぷり.
女子5000は序盤からガツガツな展開ではなかったけど,ラスト1周は見ごたえアリ.
田中の安定感あるラストスパートは見事.
まったくブレない上半身.
そして女子10000!
新谷さん,ここまで怪物だったとは!
3位までを周回遅れにして日本記録を28秒更新て意味わからん.
ゴール後の嬉しそうな笑顔が良かった.
もちろんスタート前の緊張と覚悟を決めた表情も.
あとは積水佐藤が序盤しっかり引いた上で自身も3位に入ったのはすごい.
一山は1人だけ周回遅れにされず.
男子10000B組.
早稲田中谷と太田が27分台!
なんかもう28分30秒くらいだと遅いって感じになりつつある世界なんなの.
特に太田は一皮剥けたなぁ…
で,ようやくTVで生で見れたのは男子10000A組の途中から.
鎧坂,大迫などが若干遅れ始めて出てきたのは…伊藤!そして相澤!
もうここで全国の駅女30人くらいが泣いたと思う.
ホクレンでおなじみベナードコエチがガンガン引っ張り,ついていけたのは相澤.
が,伊藤も必殺,遅れてもなんかがむしゃらに追いついてしかも追い越しちゃう奥義を披露.
いや,一応趣味でトラック走る身からすると何であんなことが出来るのか意味不明.
普通残り距離考えるでしょ.
相澤,日本新か!?と思い始めたら,ラストさらなるスパートでまさかの27:18!
ちょっと…ここまですげぇのか?
28:18だって「うお,超はええじゃん」って感じのはずなのに,それより1分速いってどういうこと.
伊藤も案の定きつくてもタレずに25秒,田村も28秒.
やばすぎる.
田村の決意と覚悟はマジ中のマジだったようで,結果もそうだけど,ゴール後の涙が感動的だった.
そして田澤は優勝には絡めなかったとはいえ,27:46!
塩様が3年で出した記録と一緒くらい?
これは強いはずだわ.
駅伝では圧倒的なエースで間違いない.
意外と大迫も36秒でPBだったそうで,やっぱガチだったんかな.
佐藤悠基も41秒でさすが.
あとはもう書ききれないほど皆すごい.
ちょっと前に國學院藤木が28分10秒台は普通らしい,みたいなことを呟いていたけど,もっと敷居上がっちゃった感.
マラソンから始まった日本記録更新も,ここまで来たかという感じ.
しかしコロナの副作用か,この時期に日本選手権の長距離がどーんと単独で行われたことは大きい.
記録もだけど,BSとはいえNHKが10000mをノーカットで全部放送するんだから,こんな贅沢はない.
高岡さんの解説も的確だった.
とにかく興奮した.
結局種目自体で面白さに優劣はなくて,強い選手がずらっと揃って最高のパフォーマンスを発揮すれば何でも面白いんだな.