奥信濃,けやきの森まで

コーラも飲んで,ようやくこれまで捨て忘れてたゴミも捨てて出発.
Aさんが,この先も一緒に行っていいかと聞くのでもちろんと答える.

50㎞でもう周回して戻ってきたTさんとすれ違う.
少し行って登り,早速Aさんが速い.
100mくらいでもう追いつけなくなる.

まぁまだ半分,無理はしない.
いい感じの森.
わりと気分よく進む.

50㎞くらいでボラのNさんに会う.
カヤの平にいると聞いてたけど,こんな奥深くにいると思ってなくて,嬉しい.
写真撮る.
元気でた.
この後下りと言われる.

いつ頃からか雷のゴロゴロがかなり聞こえる.
怖くはないけど,寂しくなる.
その後ずっとだった.

下りも楽しい.
たまにぬるぐちょで難しいけど,どうしようもないってほどじゃない.
意外と抜かせたりしてイケてる気になる.

雨が降ってきた,と思ったら豪雨.
そこまで木もなく,さすがにレイン着てみる.
けど面倒なのと暑そうでザックの上から羽織っただけ.
レインの帽子被りたいけど走ると外れてしまうので,手で押さえて走った.

その後雨が弱まったのと,登りで暑かったかなんかでレインは脱いだ.
その後1回も使わず…

とにかく神秘的な森.
そろそろエイドに戻るかな,と思い,エイドで食べようと思ってたランチパックを,歩きながら食べたほうがいいと思い食べる.
良い判断だった.

その後登りでなんとまたSKさんたちに追いつく.
また一緒に行かせてもらった.

最後少し先行され,エイドで追いつく.
17時くらい.
トイレ行くならここにあるよ,とSKさんに建物のトイレを教えてもらったけど,行かなくていいかなと思いスルー.
が,結局エイドのトイレもガラガラだったので一応行った.

バナナを1本補給.
クエン酸もあった,初めて水以外があったような.

SKさんたちがもうライトを装着していたので,確かに,と思い真似してザックから出す.
けどとりあえずパンツのポケットに入れておいた.
あとはジェル類をザックのサイドポケットに補充.
今のところ甘いのがやだとかそういうのはない.
そういえば常にどろどろのぐちょぐちょだけど,靴下を替えたいとかもなかった.

出発してすぐ,コップ忘れたかもと思った,けどあった.
道路に出たら下家さんがいた.
え,優勝してもう来たの?と思って聞くと,リタイアしたとのこと.
写真撮ってもらった.

ってやってたらSKさんたちと一緒になってしまった.
あんまりベタ付きするのも悪いな…と少し距離をあけて林道を下る.
14㎞下るらしい,そのために脚を温存してきた.

まー,下る.
30mくらい前にいるけど,SKさんが絶妙に良いペースで走るので,近づかず離れず.
キロ7分半くらいだけど,とにかく止まらない.

途中変なやつが後ろから来て後ろにぴったりつかれたので,お先にどうぞと譲る.
そもそも林道広いんだけど.
友達を待ってるから遅いかも,と言って前に出て,後ろを振り向きながら走る.
待ってるなら止まるか戻れよ…と思いながらずっとそんな感じ.
そしてSKさんたちにぴったりつく.
その後また自分の後ろにぴったりついたので,さすがにイライラきて前に行かせ,その後ずっとSKさんに張りついていた…

自分は補給したときに歩いて遅れたりしたけど,結局大体同じペースで下った.
他の選手はポツリポツリ,多少抜かしたり抜かされたり.
歩きと走りを繰り返して進む2人組もいた.

ロードの下りになり,なぜか自分が速くなってSKさんたちを抜かす.
山深いところで明らかに暗くなり,ヘッドライトON.
ぐちょぐちょの下りはやっぱり遅くてすぐに何人か追いつかれ,先に行ってもらう.
SKさんたちも行ってもらおうと待ってたら先に行けというので行ったけど,ほらみろ遅いだろ?というのを見事に見せることができた.
ほんとぬるぬるだった.

その先は確か川に巨大な石があってそれを渡るゾーン.
石が滑りそうで,這いつくばって進んだ.
なんとか渡ったら,まーまーの壁をよじ登れという.
攣りそうになりながらなんとか登れた.

結構ゼッケンの高低図を見ながら進んでいたけど,次の糠塚の位置が違う気がする.
もっと手前のはず.
とはいえ自信がないので,油断できず.

また川,今度は激流をロープ持って渡る,だけ.
もう暗いのでライトつけながら.

あまり記憶ないけど,SKさんより先にエイドついたっけ?
19時くらい.
ポテトチップスあって,すげーうまかった.
トイレ行って,バナナ.
クエン酸は結構減ってたので補充.

出発して,100㎞はこっち,50㎞と100㎞の終わる人はこっちと言われる.
うらやましいなぁと言って失笑を買う.

ずっと電波なかったので,ロードを登りながらまずは妻に連絡.
土曜学校終わってこっちに3人移動,もう宿について,次のエイドに来てくれる予定.
70㎞,元気,と伝える.

その他インスタストーリーなど適当にあげてたらSKさんたちに追いつかれた.
もう暗いしここまで来たら明確に一緒に行ってもいいだろう,と勝手に解釈,話しながら進む.

林道入る前でTSさんが下りてきた.
あれ?ここパック?と言われる,テンション高い.

まずは林道登りで歩く.
すれ違いで選手が来るのでナイスランと声をかける.
明らかに見たパンツだ,と思ったらMさん.
今何km?と聞かれ74㎞くらいと答え,完走を誓う.

登り切って,ここから7㎞下りでーすと言われ,知ってたけど長いな…と思う.
SK列車出発.
とにかく淡々と走り続ける.
とても走りやすいせいか,自分の後ろにも1人か2人かついた.

すれ違いゾーンも終わり,まれに抜いたり抜かされたりするくらいでまぁ誰もいない.
ぶっちゃけ完走はできると思ってたけど,列車から落ちたくない.
必死についていく.
後から聞いたらHさんも歩きたかったけど,自分がいたから頑張って走ったらしい.

夢に出てきそうなくらい延々と淡々と,Hさんのふくらはぎを見ながら走った.
途中で自分の後ろは千切れた.

ライトが最後まで持つのか気になる.
もう1つあるとはいえ,できれば変えたくない.
でも下りでは最大光量にして走った.
それでもなんか暗かったけど…

大分エイドに近づいて,妻がもういることをスマホで確認.
かなりほっとする.

続く.