野沢温泉,3周目からゴール

またMDさんに追いついた.
向こうが出発するころにこっちは到着してるようだ.

エイドでKさんは塩,靴紐結びなおす,ロキソニン飲む(結局飲まなかった),ストレッチをするとのことで,まーまーゆっくり.
シャワーで頭から水被った.
2周目はちょっと1リットルでは足りなかったかもで,かなり喉も渇いていた.
ただエイドが水のみはだんだん辛くなってきた.
味が欲しい…
ただ自販機のコーラは売り切れらしい.

自分はまた豚汁おにぎりを食べてたら,KNさんも真似して食べていた.
KNさんは37kmだけど,なかなか2周目にスタートしない,らしい.

オレンジ,バナナもたっぷり食べて,もう1つおにぎり食べて出発.
ここから27kmと考えると長くて嫌になるので,まずエイドまで,と考える.
いまいちエイドの位置が分からないけど.

食べ過ぎて少し気持ち悪い.
なんなら脇腹痛い.
登りは走らず,って最初からそうか.
Kさんはもうやだーと言ってるけど,脚は動いている.

どこかで綺麗なゴンドラを見た.
あんな恨めしいゴンドラは見たことがない,乗りたい.

またゲレンデっぽい激下り.
終わったあたりにおしゃれな椅子があったけど,座ってない.
その後街というかまたおしゃれな建物ゾーンに出た.

お,自販機がある.
迷わずコーラを買った.
超うまい.
フラスクに入れる.

下りてくる選手と少しだけすれ違い.
あまり覚えてないけど,その後ゲレンデみたいなところを登った?
ここがまた直射日光で,かなり急で長く,レース中一番きつかったかも.
3周目にポールを使いだしたKさんについていけないかと思った.

そのうち林道へ.
うーん,1人だったら走ったかなぁ…いやちょっと無理かなぁ…という絶妙な登りの林道が続く.
Kさんと,ほとんどは無言だけどたまにどうでもいい会話をしながら歩く.
周りの人…はここまでくるとかなり誰もいないけど,皆きつそう.
たまに元気な人に抜かされる.

道の真ん中に,壊れたベンチ?
と最初思ったけど,マウンテンバイクとかの障害物だった.
ジャンプ台みたいのもたくさんあった.
エンジン音が聞こえるからバイクが来るのかと思ったけど,それは普通の車道を走っていた.

だだっぴろいスキー場のゴンドラの上みたいなところに出た.
広すぎて,さびしい.
いいかげん曇ってきて,ぼちぼち暗くもなりかけている.
このときはもう1人女性が近くにいた,話しかけようかなと思ったけど結局話さず.

標高も高くなってきたので涼しい,ともすると寒い.
チェックポイントがあった?
水もあった.
その後トレイルの下り.
登りできつそうだった女性は先へ行ってしまった.

その後林道.
ひたすら歩く.
水たまりを見ると…雨?
感じないけど,と思ったらザーっと降ってきた.
17時15分だった.

少しそのまま歩いたけど,歩く強度だとさすがに寒いな,と思いレインを着る.
Kさんも着た.
そこで,わっ!とYさん登場.
また軽快に走っている.
周りに誰もいないと思っても,止まると結構抜かされる.

自分はレインを羽織っただけだったけど,Kさんは完全防御していた.
しばらく林道でかなりザーザー降りだった.

トレイルに入って登り.
ロードや林道とは違う筋肉を使うので,トレイルレースのほうが脚が痛くなりにくい,と再度実感.

どこかで,Garminの標高で1400mくらいになったけど,このとき勘違いしていて1周目と同じく1600mまで登ると思ってた.
実際は1周目はエイドよりも高く登ってるので,1400ちょいまで.

目の錯覚か?と思ったけど,トレイルの登りで日差しがさして影が出来ている.
雨は降っているし時間的にももう遅いのに,なんとも幻想的だった.
きつめの登りでもKさんの脚はしっかり動いている.

女性にしては珍しく暑がりで,登りだしてすぐKさんはレインを脱いだ
その辺でまたYさんに追いついた.
その後またロードで,登りじゃなかったので走る?走るなら俺も脱ぐと言って,レインを脱いだ.
いつの間にか雨はやみ,その後も降らなかった.

50kmになったけどまだエイドにはつかない.
この辺記憶が曖昧.
ロードで走ってYさんを引き離した気もするけど,また開けた場所でジグザグに結構強烈に登る道ではYさんがいた.
虫がたくさん飛んでいる.
エイドの詳しい位置はYさんもよく分かってなかった.

なんとなく建物が見える…リフトっぽくない?と思ったらエイド.
1回目と比べてあまりに活気がなさすぎて分からなかった.
51kmくらい?すごくほっとして嬉しい.

おにぎりがラスト3個だった.
あとはまたオレンジと水,きゅうりも食べた.
おにぎりはすぐに補充された,ありがたい.

Yさんは先に出発.
ライトを出しやすい位置に入れ替える.
Kさんはライト装着してポールを仕舞っていた…けど想定した位置に収まらず下部に取り付けた.
さらに「でかいんだよね…」と言いながら熊鈴装着.
最後にもう1つおにぎり.

下る.
Kさんの熊鈴がガランゴロンまじですごい音.
大きさもみかんくらいある,なんだこりゃ.

そして速い,というかしっかり走れている.
走れるか分かんないと言ってたけど杞憂だったようだ.

走りやすい下り.
トレイルもまだライトをつけなくても大丈夫.
周りと比べて相対的に速い上にガランゴロンうるさいので,前の方が全部譲ってくれる.
うるさくてすみませんと言いながら追い抜かせてもらう.
にぎやかでいいですねと言ってくれたりした.

ポールが揺れるらしい.
自分も装着したことないし,正解がわからん.
結局メイン収納の中に入れることができた.

物悲しい原っぱゾーン.
さっき通ってきた道が見える.
距離調整みたいのいらんから最短で帰らせろと思う.
時間帯的にも,1人だったら相当寂しいだろうなと思った.

Kさんは多分エイドで何かに刺され,そこが痛いらしい.
波があるけどズキズキすると言う.

しかしKさんは速い.
なんならトレイルはちょっと置いて行かれそう.
いいかげん山の中はライトなしじゃ暗いかな,と思ったらロードに出た.

前にYさんがいる.
ガランゴロン鳴らしながら近づく.
Yさん曰く,実際熊が出たらしい.
この熊鈴で正解か.

Yさんに虫刺されを相談し,ポイズンリムーバーを使ってみることに.
やってみたけど,やった方もやられた方も手ごたえが特にない.
うーん?で終わる.

ロードを走る.
Yさんはついてこれず.

少しトレイルも走った…気がする.
ポイズンリムーバーのときに抜かれた人を再度抜く.
下り速いねと言われる.
そろそろライトつけた.

Kさんは脚の疲労よりも虫刺されのほうがつらそう.
結構激しく痛い痛い!というので心配になる,がどうにもならない.
早くゴールして見てもらおう,本当にダメなら言ってくれと言って,後は励ますしかなかった.

水のあるチェックポイントで,スタッフの方にちょっと相談してみる.
言われたほうも困ると思うけど.
刺された人が多い,気分悪くないならまぁ大丈夫なのでは,というようなことを言われ,多少気休めにはなったかもしれない.

痛いせいで早く終わりたいからなのかなんなのか,キロ530くらいで下り続ける.
いつしかひたすらロード.
たまにちょっと無理と止まることもあったけど,すごく良いペースで下れた.
自分もまぁ問題なし.
ここまでそれほど余裕があったわけではないので,ほっとした.

GPS上は60kmになった.
仲間に連絡.
大会の標識とは2kmくらいずれているが…
もうロードもライトが必要.

トレイルへ.
その後まだ少し登りもあるらしい.

なんかREVOLTは暗いなぁ…
ライトはちょっと再考したい.
トレイルの下りでも結構抜かした.
MDさんに追いつくか?と思った.
トレイルの中の標識でようやく60kmになったと思う.

登りも早歩きで.
ハァハァ登る.
ロードに出て,しばらく走り,あ,序盤にあったすれ違いゾーンか,と気付く.

コーラ買ったあたりで行きとは違う道へ.
よく分からんけどゴールは近いというか,まだ結構あるなというか.
でも大分気持ちは軽い.
自分たちより速い人はほとんどいなかった.
抜かした選手にナイスランと言われる.

前日受付のスパリーナ
このあたりからちらほら応援してくれる方もいてありがたい.
なんとなく道が分かり,あぁ最後は登るのね,と.

下りは全部走って,登り.
仲間に連絡.
ゴールした選手がちらほら下ってきて,皆応援してくれる.
ってMCさんが来て,おーっ!となった.

しかしなげーなこの登り.
GPSは67kmを超えた.
ようやく建物見えて,どうやって上へあがるのか,またぐるぐる回らされるんじゃないかと思った.

案外ストレートにゴールに行けそう.
写真に備えて帽子をかぶりなおすためにライト消したりして入念な準備.
きた!と言ってくれて,仲間とonな方が,主観的には大歓声で迎えてくれた.
ゴールして,こっそりやりたかった,小原君とかがよくやる相手の腕を上げてこいつがチャンピオンだみたいに指さすやつをやった.

Tさんらとグータッチ.
終わりよければすべてよし.
ソロでも写真撮ってもらい,ゴールゲートを出る.

KKさんがいて写真を撮る.
仲間と話した後,あ,豚汁あるじゃん,といつもの豚汁おにぎりセット.

汗だくのノースリは少し寒いけど,レインを着るほどじゃない.
立ってるのがつらくなってきてその辺に座った.
少し前にゴールしてたMDさん,KZさん,SBさんとともにKさんが先に宿へ.
自分はYさんのゴールを待った.

その場にいた皆はとにかく誰でもゴールを歓声で迎えていて,素晴らしかった.
Yさんも無事ゴール.
MKさんはリタイヤしていたので,残るはZさんだけだけど,2時間は来ないだろうということで一旦宿へ.
クルマで行けるのがありがたい.
帰りの道でAJさんとすれ違った.

宿に着いて,部屋のシャワーでいいや,と.
かなり広い.
さっぱりして,汗だくのウェアの一次洗いみたいなこともできた.

KZさん,MKさんも戻ってきたり.
余ってたパン食べた.
22時半にZさんのお迎えに行くよ,ということで,自分も行くことに.
最大8人乗りのクルマなので,7人まで.

半袖だとやや肌寒い.
虫よけたっぷり.

少し待って,23時近くにZさんが戻ってきた.
よく1人で頑張ったとしか言いようがない.
あの寂しい山頂付近で,さらにもっと暗くて長時間,ほんとにすごい.
ゴールして写真撮って,最後まで泣かなかったと言って,泣いていた.
毒舌のKMさんも泣いていた.

その後クルマへの移動でZさんのザックを持ってみたら,信じられないほど重かった.
水分抜きで5kgはあったんじゃないか?
亀仙人の甲羅かと思った.
中身はゼリーらしいが…

戻って,Tさんの部屋に行ける人は集合.
プチ打ち上げ.
TVでは世界陸上のマラソンをやっていて,鈴木健吾がコロナでDNSだったことを知った.

さすがに眠い.
多分0時半くらいには戻って,でもすぐには寝ず,撮った写真を共有したりしてから寝た.